登別温泉街に入ると川沿いに立つビルに大文字で夢元さぎり湯・ゆもと登別と書いています。今回紹介するのは、登別でも数少ない源泉100%掛け流しの湯に入れる温泉銭湯の夢元さぎり湯です。
さぎり湯の入り口です。先程上で掲載しているビルの1階に入り口があります。ちなみに姉妹館で温泉宿のゆもと登別は、このビルの向かい側にあります。
入り口の隣には湯かけ鬼蔵という名前の石像が立っていました。地獄谷で有名な登別のイメージキャラクターとして、こんな感じの鬼の像が至る所に居ます。観光がてら鬼達を探してみるのも面白いかもしれませんね。
それにしてもブサイ・・じゃなくて、個性的な鬼さんです。良く見ると鬼の足元には温泉のお湯が溜まっています。なるほど、だから湯かけ鬼なんですね。
ビルの前には、さぎり湯の専用無料駐車場があります。ちなみにここの温泉は登別でも大人気の温泉なので、ここの駐車場に車を止められたら、かなり運が良い方だと思ってください、実はここと別の所にも駐車場はあるし、ビルの裏側(登別グランドホテル側)にも駐車場があります。
朝07:00湯元さぎり湯が開店しました。一番乗りで入ります。どんな温泉なのか楽しみですね。
上履きはゲタ箱に置くようになっています。もし、靴を盗まれたら困るという心配性なお客さんには鍵付きのBOXもありますので、好きな方に靴を収納してください
フロントです。ここは日帰り専用の温泉銭湯なんですが、入浴時は隣にある券売機で入浴券を購入する必要があります。
入浴料は大人420円ですが、もし時間に余裕があるのならば迷わず大人1日ゆったり券を購入することをお勧めします。こちらは650円と通常料金よりも230円高くなっていますが、45畳和室の有料休憩所も自由に使えるし、何よりこれを買っておけば営業時間内であれば、外出も可能になるんです。
フロントの前には、ちょっとしたものが売られていました。タオルに石鹸、湯の華に登別の定番お土産の温泉まんじゅうです。
フロントの後ろには、登別温泉の観光図が飾られていました。
大人1日ゆったり券を購入した場合には、必ずこの黄色いバスタオルを渡されます。実はこのバスタオル自体が、1日ゆったり券の通行パスの役割を果たしています。これを持っていれば、先程記述した有料休憩所のも自由に出入り出来るし、お腹が空いて近くのラーメン屋で名物の地獄ラーメンが食べたいなんて思った場合は外出することも出来ます。
さてさて、それではまずは温泉に入りたいと思います。温泉は地下1階にあるので、階段を下りて行く必要があります。早速降りて行ってみましょう
階段を降りると温泉への入り口らしき物が見えて来ました。登別の名湯に入れる銭湯の浴槽ってどんな感じなのか?楽しみですね。
温泉の入り口です。左が男湯、右は女湯です。男女の浴槽は完全に分かれていて混浴はありません、ちなみに浴槽自体の入れ替えはなく固定されています。
脱衣所です。左にあるロッカーは100円硬貨の必要なタイプです。但し、使用後は100円が返ってくる様になっています。右の方は普通の脱衣棚になります。
脱衣所の反対側には洗面所があります。見ての通りこじんまりとしています。
ここにはアメニティは一切ありません、化粧水やシェービングフォームなどは必要であれば持参するか、必要品をはじめに券売機で購入しておく必要があります。
休憩スペースもあります。混雑する日はお風呂上りのお客さんがここで寝そべって休憩している光景も良く見かけるくらいで、結構あると助かるスペースです。
休憩スペースの奥には人工庭園がありました。
この湯元さぎり湯の浴場平面図です。男女の浴場の作りは全く同じの様です。
ここの温泉の泉質表です。ここでは泉質の異なる2種類の温泉に入ることが出来ます。一つ目は1号乙泉という世間一般では硫黄泉と言われる温泉です。登別といえば、白く濁った硫黄泉と言われるくらいメジャーな温泉ですね。
そしてもう一つが目の湯。又の名前をみょうばん泉といいます。実はこの目の湯は登別でも、この夢元さぎり湯でしか入ることが出来ない非常に貴重な温泉です。
それでは、お待たさせしました。浴室に入ります。
さぎり湯の浴場です。3つ並ぶ浴槽には白く濁った温泉が惜しげもなく放流されています。ちなみにここの浴場ですが、温泉の蒸気で結構浴場内も温かくなっています。又、温泉に溶け込んだ硫黄の匂いもします。
まずは掛け湯で体を洗います。掛け湯は普通の白湯です。よく見ると真ん中の上に鬼のマークがありますね。さすが、登別です。
こちらは目の湯(みょうばん泉)の浴槽です。白い温泉と言えば硫黄泉と思っていましたが、実はこちらの方がより鮮明で綺麗な白色のお湯でした。お湯は少し熱めでつるつるした泉質です。硫黄泉程ではありませんが、温泉独特の硫黄の匂いがする本物の温泉です。
そしてここの温泉ですが、加水と消毒が一切ない源泉100%掛け流しの温泉です。登別は温泉で有名な観光地なので、どこの温泉宿でも良い温泉に入ることは出来ますが、実は意外と源泉100%掛け流しと湯に入れる所がありません、僕の記憶では、せいぜい花鐘亭はなやという温泉宿くらいだったと思います。
目の湯の放流口です。温泉成分が濃い為、湯の華の結晶が浴槽全体に固まっています。ちなみに隣の硫黄泉と比べるとこちらのお湯の方が、綺麗な白色で硫黄泉の方が灰色に見えることがわかります。
目の湯(みょうばん泉)の効用は高血圧、動脈硬化、リュウマチ、糖尿病、皮膚病です。ちなみに結膜炎にも良く効くことから眼の湯とも言われています。
目の湯の隣にある真ん中の浴槽は1号乙泉(硫黄泉)です。勿論こちらも源泉100%掛け流しの温泉です。こんなに素晴らしい温泉にわずかな小銭で入れるのは感動物ですね。
さすがは、登別です。浴槽には鬼の放流口がありました。この放流口の皿には湯の華で出来た泥が滞留しているので、手にとってパックするのもお勧めです。
1号乙泉(硫黄泉)の効用は高血圧症、動脈硬化、糖尿病に皮膚病です。
一番奥の浴槽は真ん中と同じ硫黄泉になります。温度も違う訳ではないので、普通に同じ浴槽が2槽あるといった感じです。それにしても贅沢な温泉です。何故このお値段で入れるのか不思議で仕方ありません♪
実をいうと、ここの銭湯は湯元である登別温泉株式会社が経営しているんです。湯元だからこそ、こんな素晴らしい温泉を低価格で銭湯に出来るんですね。
こちらはジャグジーです。温泉ではなく白湯です。物凄く温い浴槽なので、インターバルとして入るととても心地良い浴槽です。さぎり湯の温泉はとても良い泉質ですが、熱めの浴槽しかないので長湯すると体が逆上せてしまいます。なので、ここか水風呂に入って休憩を挟みながら入る必要があります。
ちなみに一番激コミになるのが、この浴槽です。ここの温泉自体が非常に人気のある所で何時も混んでいるのですが、ジャグジーは本当中々入れないくらい混みます。温くて心地良いので皆さん結構長時間入るという理由があります。
サウナと水風呂もあります。
サウナの中です。サウナはドライサウナになっています。マットも敷かれており、とても良い作りになっています。
こちらはサウナの隣にある水風呂です。ここの温泉は熱いので、思い切って水風呂で休憩して又入るのも良いかもしれません、冷たい水が心地良い気分になります。
洗い場です。時間帯によっては非常に混むので、場合によっては空くのを待つ必要もあります。
ここにはシャンプーやボディーソープの備え付けはありません、なので持参するか券売機で予め購入しておく必要があります。
シャワーは温度調節が出来るタイプになっています。
良いお湯でした。浴場の入り口には水のみ場もあるので、喉が渇いたらここで、潤すことも出来ます。
温泉を堪能したので、続いて館内案内をします。まずは有料休憩所です。入浴料にプラス230円を出せば、ここが自由で使えます。
休憩所は和室の45畳で広々としています。奥には液晶テレビがあるので、テレビを付けてみることも出来ます。
窓の向こうに写っているのは登別グランドホテルです。あちらも素晴らしい温泉宿なので、登別グランドホテルに宿泊して、ついでにこの湯元さぎり湯にも入るというのが、登別の温泉を満喫する手段ではお勧めです。
休憩所には無料サービスで番茶も用意されています。温かいお茶なので体が温まります。
とても良い温泉だったので少し長湯してしまいました。北海道ガラナを飲んで休憩します。コーラも良いですけど、ガラナも美味しいですね。
ここは食事処はないんですが、持込みは自由になっています。弁当を持参して食べても良いし、1日ゆったり券を購入していれば外出も自由なので近くのコンビニで弁当を買って来て、ここで食事を取って安く済ませることだって出来ます。
少し疲れたので寝ます。お休みなさいzzz・・
食べ物はあまり売っていませんが、自動販売機でジュースとアイスは売っています。ちなみにさっき、とまチョップ君が飲んでいた北海道ガラナもここで購入した物です。
こちらは無料休憩スペースです。温泉の後、ここでゆっくり休むことも可能です。マッサージチェアもありますが、こちらは有料サービスになっています。
登別温泉に関する文献が記載された看板が飾られていました。
登別の源泉100%掛け流しの湯、素晴らしい泉質でした。1日しか入っていませんが、肌がつるつるになっているのを実感出来たくらいです。正に名湯です。
ちなみにここは日帰り専用の銭湯ですが、湯治客の受け入れもやっています。詳しくは湯元さぎり湯の公式HP又は電話にて問い合わせてください
夢元さぎり湯アクセス
住所:登別登別温泉町60番地 地図
TEL:(0143)84-2050
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