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樽前山
チョップ～♪
今回は苫小牧市民ならば誰しも一度は登った事のある定番の山を紹介します。その名は樽前山（たるまえざん）です。名前の語源ですがアイヌ語でタオロマイ（川岸の高い所）と云うのが有力な説と云われています。
えっ？何で山登りするんだですか？そこに山があるからです。
と云うのは半分冗談で、本当に良い山だから僕が登りながら樽前山の魅力を皆さんにお伝えしたいと思ったんです。
但し、車で来る時の注意点があります。此処は途中からかなり狭い砂利道になるので、無理をせずに安全運転で来てくださいね。何せ路肩に落ちたらまず自力では脱出不可能な道路なのです。
個人的には、もしセカンドカーとかで小さな軽自動車を所有しているのであれば其方で来た方が安全だと思います。大きいハイエースなんかでも行けない事はないんですけど、車が擦れ違った時は道路幅に余裕もないので、結構怖い思いする可能性があるんですよ
７合目の駐車場です。ご覧の通りで確かに広い青空駐車場なんですけど、実は此の樽前山は結構人気のある山なんです。
特に土日なんかは大勢の登山客が訪れるので、誘導員が配置されて時間によっては此処駐車場に止めるのが非常に難しい場合もあるくらいなのです。
駐車場にはトイレもあります。ただ、此の屋外トイレは手洗い場もないしトイレも今時珍しい汲み取り式です。
トイレットペーパーと云う備品も付いていないので持参しなければならないし、僕の様に神経質な方は予め清潔感溢れるコンビニ辺りのトイレを利用してから行く事をお勧め致します。
駐車場には悠久の鐘と云う鐘が設置されています。
わぁ♪幸せの鐘かな？鳴らしてみよう♪
なーんて、頭の中お花畑いっぱいの状態でついつい鳴らしてしまいそうになる人もいるかもしれませんが、それだけは絶対にやめてくださいね。
と云うのも書いてある通りで、此処の鍾は緊急事態を知らせる為の物なんです。
間違えて鳴らしてしまったら、ふもとに常駐している職員のオジサンに大目玉をくらう事になるのでご注意くださいませ
チョップ～♪それでは登山を開始したいと思います。
樽前山は支笏洞爺国立公園の中にある活火山です。
まずは登山口で台帳に名前と住所連絡等を記載します。
山登りのルールですが登山時と帰りには必ず台帳に記帳が必要です。これは行方不明者が出た時には救助が必要になるし、自分の安全の為にも必ず記帳をお願い致します。
又、下山後に書き忘れてしまうと電話が掛かって来て樽前山を管理する職員の方にも迷惑が掛かるので忘れずに記帳をお願いします。本当、絶対にお願いしますね。
まずは、やや狭めの山道を歩いて登って行きます。少し角度はありますけど樽前山ははっきり言って誰でも登れちゃう超初心者向けの山です。
と云うのも苫小牧市民ならば小学校低学年でも学校行事で普通に登る山なんです。標高も１０００ｍちょいと小さな山だから、ただ山頂に行くだけなら３０分もあれば十分じゃないかなって思います。
雑木林の中、登山道を上がって行きます。やや面白みに欠ける道かもしれませんけど、此処はそれほど長くはないので頑張って進んで行きます。
雑木林を抜けると開放的な山道に出ます。すこぶる開放的な景観が広がります。
ベンチがあるので休憩も出来ちゃいます。
それでは折角だから此処で小休止を取りたいと思います。
正直に書くと先ほどの登山道から此処までは、あっと云うまです。じゃあ休まなくても良いでしょう？っと思う人も居るかもしれませんね。
さて、それでは何故此の超初心者向けの樽前山に人気があるのか僕が教えてあげます。
ご覧ください♪
美しいカルデラ湖（支笏湖）が一望できるんです。ほんの少し山を登っただけで、こんな素晴らしい景色を堪能出来ちゃうんです。
自然が生み出した奇跡の造形物ですよね。本当に感動出来る景観です。
やや傾斜のある所は階段も整備されているので大変登りやすくなっています。
凄いなって思ったのは、僕が登った時には犬連れの登山者も居たんですよね。ワンちゃんでさえも魅了してしまう良さが樽前山にはあるのです。
あっ！でも流石に何の訓練もしていない犬には無理だと思います。犬も連れて行けるんだ♪じゃあ私もと安易に訓練していない自分ちのペットを連れて来るのはやめておいた方が良いとだけは言っておきます。
森ガールならる森チョップです。
それにしても擦れ違う登山客の皆さん随分良さげなメーカー品の装備をしています。登山者にはお金持ちが多いのでしょうか？
途中には白いポップコーンみたいな実の植物が咲いていました。
高山植物の類だと思いますけど、何か面白いですね。
あっ！ダメですよ、いくら珍しくても山の植物を持ち帰るのは禁止事項ですからね。
それにしても登りやすい山です。
山道の途中には巨大な溶岩石がありました。
横を見ると雲海が広がっています。いやぁ素晴らしい景観ですね。プチ熱いです。
上まで上がると岐路を示す看板がありました。
それで樽前山なんですけど、一般人が登れる場所で一番高い場所は標高１０２２ｍである東山の山頂になっています。
ただ、山頂に行くだけならば此処から右に向かって３００ｍ進めば直ぐに行けちゃうんです。
でも、それじゃあ少々つまんないので僕は東山の山頂は最後に取っておいて、西山コースをチョイスしたいと思います。
こちらは、かなり充実したハイキングコースにもなっているのでお勧めなのです。
さて、此処で樽前山の登山コースについて簡単に説明致します。ご覧の通りで実を云うと登山コースはぐるっと１周出来る様に繋がっているんです。
なので東山の山頂側から行こうと西山側の方を進もうと全く同じコースを歩ける様になっているんですよ
まぁ今回は樽前山神社 奥宮を通過して西山から回って最後に東山の山頂と云うコースで行きたいと思います。
ちなみに樽前山を１周しようと思ったら軽く１時間以上は掛かります。なので少々体力に自信がある方は挑戦してみてください
樽前山神社奥宮です。
此処は明治の初期に樽前山周辺の原野を開拓するに当たり、山の神様である大山津見神を祀った神社です。
石造りの建築物で、神社と云うよりは防空壕みたいにも見えるのは、活火山である樽前山が万が一噴火してしまった時の事を想定してるからだと思いました。
お参りしておきます。
そう云えばお正月に此処じゃなくて苫小牧市の方にある樽前神社にお参りに行っておみくじをひいたら末吉だったんですよね。
それだけでも微妙なんですけど、書いてある内容が更に微妙で「あなたの願い事はうちでは無理なのでもっと強い力を持つ神様の所にお願いに行きなさい」みたいな事が書いてあったんです。うーん、明治神宮とか出雲大社に行けって事なんでしょうかね？
樽前山のチャームポイントと云えば此の独特の形をした溶岩ドームです。
ひと昔前は近くまで行けたそうなんですけど、今は硫化水素も発生するし危険なので近くに行くのも登るのも禁止されています。
ちなみに樽前山はこの溶岩ドームのてっぺんが一番高い山頂で１０４１ｍになっています。
硫化水素って何？と云う人も居るかもしれませんが、とにかく吸ってしまうと物凄く危険なガスとだけ書いておきます。
さてさて、それでは西山目指して登山道を進んで行きたいと思います。
おやおや？緑色の綺麗な何かが生えています。
苔でしょうか？
２つ目の岐路にやって来ました。西山の山頂まで後、もう少しですね。
ちなみにヒュッテって書いてあるのは山を下る道の事です。
チョップ～♪
見えて来ました。西山の山頂は目前です。
西山の山頂到着です。山頂には火山の動向を調べる為の監視カメラが設置されてました。
西山の山頂から眺める支笏湖です。いやぁ(^^♪感動しちゃいます。
こっちは別角度の景色です。果てしない森林が広がっています。
北海道は自然に覆われている素晴らしい大地ですね。
僕の登山はもう少しだけ続きます。少々遠いですけど西山から東山の山頂を目指して進んで行きます。
ちょうど中間地点って辺りでしょうか？３番目の岐路に辿り着きました。
それにしても歩き甲斐のある山です。登山楽しいですよ(^^♪
綺麗な白い花です。高山植物だと思います。
色は違うけどオーストラリアのエアーズロックみたいですよね。
まぁオーストラリア行った事ありませんが・・
チョップ♪チョップ♪
さて今回のゴールである東山の山頂までもう少しです。
何かのオブジェみたいに周囲にトラロープを張っている溶岩石まで来たら山頂は目前です。
ちなみにこの溶岩石には不思議な力が宿っているとも云われており、両手で触れると生命エネルギーが活性化されると云うご利益があるそうです。
登山の際には是非、この岩に触れてエネルギーを充電してくださいね。
積み重ねられた無数の石山が山頂の目印です。
活火山だし雰囲気もあるので、本当に見ようによっては地獄のイメージがある所なんですよね。それだけに賽の河原を意識して無数の石が積み上げられるんです。
チョップ～(^^♪
ゴールです。東山の山頂に到着しました。いやぁ♪歩きごたえのある山でした。
山頂から眺める事の出来る支笏湖の景観です。感無量ですね。
樽前山でした。初心者でも登れる優しい山なので、無理してモ〇ベルとかの高いメーカー品の物を装備しなくても全然ＯＫです。
極端な話をすると、ちゃんとしたスニーカーさえ履いてれば普通に軽装でも登れるので是非、気軽に山登りを楽しんで欲しいスポットですね。
住所：〒059-1265 北海道苫小牧市樽前 地図
■料金 登山料及び駐車場料金は一切掛かりません無料です。
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