乃の風リゾートのプレミアム棟である乃の風倶楽部2Fにはザ銭湯 昭和の湯と云う名前の付けられた大浴場があります。
何でも昭和の古き良き時代にあった銭湯を再現しているそうで、入り口も本当に何処かの街にある銭湯の様な雰囲気です。スパリゾート館の方にあった温泉大浴場とは全く異なるコンセプセプトで作られた物なので、何だか面白そうですよね。それでは中に入ってみたいと思います。
入り口にはスリッパを収納するロッカーがありました。番号付きの木製札が鍵になっており、スリッパを収納後に札を抜くと鍵が掛かる様になっています。
昭和の湯の脱衣場入り口前にある休憩スペースです。コーヒー牛乳の自販機に随分古いテレビなどが置いてありました。
テレビは昔のツマミでチャンネルを変えるタイプを再現した物でした。放送されているのはデジタルハイビジョン放送で普通に今やっている番組みたいですが、敢えて白黒で写る様に設定されていました。
壁掛け時計も昔風のデザインです。
男湯と女湯への入り口です。中央には番台がありますね。今では有り得ない事ですけど、昔の銭湯ではこんな感じの番台には従業員のオジさんが居て男湯も女湯からも見える様な場所に普通に座っていたそうです。
まぁ流石にそこまで再現はされていませんで、此処の銭湯は無人君になっています。
番台には招き猫が飾られてました。此処にあるのは普通の白い猫ですが、今は交通安全を祈願した青い招き猫や恋愛成就のご利益があるピンクの招き猫なんかもあるんですよね。
ちなみに白い猫はお客さんを招き入れて金運を上げると云うのがご利益になっています。
チョップ~(^^♪
それでは更に奥へ進んでみたいと思います。
昭和の湯脱衣場です。正直な所ですが僕はどうしても昔住んでいた釧路のヤ○ザさんだらけの銭湯を思い出してしまうので、あんまり銭湯に行く習慣はないんですよね。
それに此処まで来ると時代設定が古過ぎて今一ピンと来ないんですが、きっとご年配の方には懐かしい風景なのだと思います。いや、多分ですけどね・・
衣服を収納するロッカーはスリッパ収納BOXと同じく番号付きの木製札が付いているタイプでした。
ただ脱衣棚にカゴがあるよりもGOODですね。
赤ちゃん用のベビーベッドになっているんだと思います。ただ何故か下の方は他の脱衣棚にあった物と同じロッカーが設置されていますが・・
映画のポスターが掲示されていました。昔放映されていた作品ばかりを敢えて掲示している様です。いやぁこういう物って売ってるんですね。
それにしても、昔の銭湯には普通に映画ポスターって掲示されていたんでしょうか?
浴場入り口の手前には、古臭い金属製の体重計と水飲み場が設置されています。
浴場のレイアウト図です。2槽式の内風呂があるだけのシンプルな造りの様です。此処にはサウナや水風呂はありませんでした。
ちなみに昭和の湯には男女入れ替えはありません、乃の風リゾートのチェックイン時間である15:00~翌朝の11:00まで(但し、02:00~04:00の間は清掃の為に入浴不可)入浴が可能になっています。
泉質表です。昭和の湯は銭湯を再現した浴場になっていますが、勿論洞爺湖温泉にも入れる様になっています。
■泉質ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)
■効能 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこばわり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復・疲労回復・きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・動脈硬化症等
※温泉は源泉掛け流しではなく、加水有り&循環ろ過で塩素系薬剤による消毒が施されています。
パウダーコーナーを紹介します。
アメニティのカミソリとブラシです。ブラシの方は紫外線灯による消毒器の中に収納されていました。
洗面台です。大きな鏡が印象的ですね。スパリゾート館の方はかなりデザイン性の高い間接照明などが施されていましたけど、此方の方は敢えて古い演出に拘っている様で照明設備も蛍光灯になっていました。
洗面台です。お湯と水が別々になっている旧式タイプの蛇口になっていました。細かい所まで昔のデザインに拘っているみたいです。
でもアメニティはスパリゾート館側にあった物と同じ物でした。まぁこの辺はこれで良いと思います。
資生堂製のシェーブクレンジング、ポーラ製エステロワイエのクレンジングウォッシュ、ガチのスキンケアシリーズです。
チョップ~(^^♪
それではひとっ風呂浴びて来ます。
はい、これがザ銭湯昭和の湯の全体写真です。本当に何処かの街にありそうなシンプルな銭湯になっていました。
椅子は木製ですが今時の赤ちゃん用椅子も置いてありました。
これは浴槽温度を下げる湯もみ用の物でしょうか?源泉温度の高い個人経営の旅館なら分かりますけど、何で銭湯に置いてあるのかは謎ですね。湯もみって北海道ではあまり行われていない文化ですけど、温泉成分を薄めず且つお金を掛けずに湯温を下げるのが目的なんですよ。
僕はこんなサイト作ってるので道内にある色々な温泉を巡ってますが、今の所は北湯沢にあるかわせみの湯と云う混浴温泉の内風呂でしか、湯もみ用の道具って見かけた事がないですね。あそこの内湯は激熱なので、まず加水しないで入るのは厳しいです。
あっ!やめてくださいよ。かわせみの湯は混浴と書きましたけど、ワニにだけはならないでくださいね。温泉はマナーを守って入浴をお願い致します。
掛け湯です。デザインもヴィンテージという感じでEZOFUJIと全く被らないのは良いですね。これはこれで楽しめます。
洗い場です。腰の位置が高めのタイプも2箇所ありました。全体的にオードソックスな昔風のデザインです。
シャワーは温度調整の出来ないタイプで、コックを捻ると出て来る様になっていました。又、カランの方はお湯と水が完全に独立しているタイプなので丁度良い温度のお湯を作ろうと思ったら、桶の中で湯温を調整して作らなければならない様になっています。
あっ!風呂桶はケロリンです。これ地味に苫小牧のスーパー銭湯でも見た事あるんですよね。まぁ其処は潰れちゃいましたけど・・
ちなみにケロリンは頭痛薬の名前です。何でもケロリンを開発した製薬会社が宣伝を兼ねて色んな銭湯に名前入りの風呂桶を配布した事から普及したそうです。ただ、商品その物よりも此のケロリン桶自体の方が有名になってしまっていたみたいですけどね。
何の変哲もない石鹸が置いてありました。良く御宿なんかでは試供品として特殊な成分を配合した石鹸を置いてあったりする物ですけど、此処のは本当にただの石鹸みたいですね。ただ、使われた形跡はありませんでした。ほとんどオブジェみたいな物なのだと思います。
専用容器に詰め替えられた物なので質については記載しませんが、ボディーソープにリンス、シャンプーです。GOODだなって思ったのはシンプルですが少し大きめの文字で書いてある事ですね。
たまーに温泉の洗い場で文字が小さくて読めないから、どれがシャンプーなのか教えて欲しいとお年を召した方に聞かれる事があります。なので個人的にはこう云う物も使いやすいように配慮する御宿は良宿だなって思います。
少々不満なのはシャワーの出が弱い事ですかね。まぁこれ自体も昭和の古き良き時代にあった銭湯を忠実に再現したからなのかもしれませんけど・・
此処のお風呂は2つあります。左側は普通の白湯で右側が洞爺湖温泉になっています。壁に大きく描かれた絵がGOODですね。富士山ならぬ蝦夷富士です。正に此の乃の風リゾートだけのオリジナリティー溢れる銭湯の情景です。
浴槽のデザインもタイル状で昔風なんですね。浴槽温度は個人的には快適です。
此方は温泉浴槽です。洞爺湖温泉独特の黄褐色の湯です。浴槽自体は地味な内風呂のみですけど、温泉は温まりますね。
浴槽温度は加水量を調節する事で温めにする事も出来る様になっていました。
蝦夷富士と洞爺湖の上に浮かぶ中島が印象的な絵です。普通の浴場では景色なんて楽しめないから、せめて絵で気分だけも楽しめる様にしようと云う先代の人たちの発想から生まれたんですよね。彼等の知恵には本当に感服します。
でも、それだけにあらためてスパリゾート館にある温泉の素晴らしさが分かりました。何せ浴槽全体から絵画を上回る景観を眺められる様になっているのですからね。
きっと先代人達が此処に泊ったらテルマエ・ロマエのローマ人の様に衝撃を受けるんだろうなって思います。
チョップ~(^^♪
乃の風リゾートのザ銭湯昭和の湯でした。地味な感じでしたけど、造りは面白くて良い温泉でした。
やっぱり風呂上りはコーヒー牛乳ですね。腰に手を当てて一気に頂きます。
乃の風リゾート1外観&ロビー
乃の風リゾート2部屋
乃の風リゾート3温泉A
乃の風リゾート4温泉B
乃の風リゾート5ザ銭湯昭和の湯
乃の風リゾート6岩盤浴
乃の風リゾート7夕食ビュッフェ
乃の風リゾート8朝食バイキング
乃の風リゾート9館内施設
乃の風リゾート特別室(番外編)
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