小樽ふる川の2階にあるレストランにやって来ました。此処での夕食は全て和食会席になっているのですが、宿泊プランから花(少量美味会席)コース、月(季節の美味会席)コース、雪(厳選美味会席)コースと3つの中から選べる様になっています。
今回僕はスタンダードプランで宿泊しているので、季節の美味会席という一番オードソックスな夕食を紹介して行きたいと思います。
チョップ~(^^♪
何と御宿の御厚意で運河側の席を用意してくれていました。これは嬉しいですね。本来なら小樽運河を眺めながら食事を取れる席は1000円の追加料金が掛かるのですが、早めの時間での食事を希望して席に空きがあったのか角の展望席へのご案内です。ありがとうございます。プチ熱いです。
ちなみに此処では食事の開始時間は18:00か19:30からの2部制になっています。
席から見える小樽運河の景色です。歴史ある北海道の観光地前で夕食を取れるのはGOODです。
少しずつ日が落ちてライトアップされて変わっていく小樽運河の情景を眺めながら食事を出来るとは贅沢な時間です。
窓には生け花が飾られていました。綺麗な花です。
面白いのが運河側の各席には、ヒマラヤの岩塩で出来た照明が置いてありました。優しい光が静かな夕食会場を照らしています。
それにしても、この岩塩って熱で溶けないのでしょうか?やっぱり舐めるとしょっぱいんですかね?
季節の美味会席の献立です。料理長は杉田敦裕さんと云う方です。
此の小樽ふる川は、評判の良いじゃらんハイクラスの御宿ですが、特に好評なのが料理です。とにかく料理が美味しくて、数多くのリピーター客が訪れるのでも有名な北海道の人気御宿です。
此処と同じく評判の良い定山渓のぬくもりの御宿ふる川ですが、あちらの方で食べた和食会席は確かに美味しくて素晴らしい料理でした。此方小樽ふる川の方はどうなのでしょうか?どんな料理が出て来るのか楽しみです。
食前酒と先付けです。
なばな豆腐(とろろ・豆腐) ささげ ズワイカニ塩辛 トマト
日頃は和食会席と云う料理を食べる機会がありません、何せ僕は美味しい食べ物=B級グルメと云うレベルなんです。
そんな僕なので知らなかったのですが、こう云う献立に書かれている料理って使われている食材を細かく載せる物なんですね。献立だけ見ると結構沢山の料理が出るんだなって思っていましたけど、各料理に入っている物を丁寧に書いているだけである事をふる川に泊って初めて知りました。
先付け頂きます。うっ美味い(^^♪
美味しんぼで云えば海原雄山・・ではなくせいぜい富井副部長並みの舌しかない僕でも分かる美味しさです。
お造りです。
岩内産本鱒 日高産サメガレイ 噴火湾産帆立 牡丹エビ 紫蘇 芽物 山葵
面白いのが、本の少しですが酢飯と海苔に板ガツオまで出してくれました。これで手巻き寿司を作って食べられる様になっています。
会席料理って元々は、武士がお客様を持て成す時に出してお酒を楽しみながら食べる食事だったそうです。何でご飯は最後に出るんだろう?って疑問だったのですけど、これはお腹が空いている内に御馳走を食べて貰いたいからと云うのが理由なんです。でも和食会席の内容も結構自由らしくて、こうやって途中で手巻き寿司とかを出すのも有りみたいでした。
個人的には、この手巻き寿司凄く美味しくて気に入りました。やっぱりお刺身はご飯と一緒に食べたいなって考えてしまいます。
今回のメインディッシュ焼き物です。
ルスツ産もち豚肩ロースの低温調理 焼き玉葱 紅鮭のお浸し レモン マスタードソース
これは美味しいお肉料理です。B級グルメしか食べない人なら、此処でご飯が欲しいなんて言ってしまうかもしれませんね。でも、和食コースとは少しづつ上品に出て来る料理を楽しむ物なのです。
チョップ~(^^♪
小樽ふる川の仲居さんに無理を言ってご飯を用意して貰いました。こんなに美味しいお肉料理は、どうしてもご飯と一緒に食べたいのです。
はい、所詮B級グルメしかわからないレベルでも良いです。
美味しい♪物凄い美味しさです。
口代わりです。
粟麩(アワフ)の白和え 柚子 三つ葉 銀餡掛け
それにしても、少し話は逸れますが改めて日本語って難しいなって思う様になりました。こう云う和食会席で出て来る口代わりとか止肴って、どういう意味なのか全然知らなかったんですよね。
ちなみに口代わりは、ひらたく云えば酒の肴になります。文字だけ読むと御口直しの料理なのかな?って思っちゃいそうですが意味は全然違うんですね。
一方止肴(とめざかな)ですが、これは茶懐席で使われる言葉でした。こうやって次々に出される、心づくしの料理の事を強肴(しいざかな)と云うそうです。
その強肴の最後に出される料理が止肴なんですね。
こう云う和食会席は、お酒と御馳走を楽しんだ後は、香の物と汁物でご飯を食べて終わるのが定石みたいです。
お酒は飲めない体質なので、申し訳ないのですけど口代わりだけ頂きます。うん、美味しい(^^♪
それにしても、全然マナーが守れていませんね。小樽ふる川の皆様、この場を借りてお詫び致します。
煮物です。
オホーツク産蟹真薯さらさ蒸し 大根 人参 スナックエンドウ 白髪ねぎ
色合いが綺麗ですね。
止肴です。
噴火湾産帆立のムースと鮟肝ソース掛け 蓮根 小葱 糸唐辛子 スプラウト(ブロッコリー キャベツ カイワレ大根)
今回のお料理はどれも美味しかったのですけど、中でも感動出来る程に美味しかったのが、この止肴で出て来た料理でした。素晴らしい料理の数々です。此処の御宿の料理ですが、これまで食べた事がない美味しさです。
あくまで僕の個人的な意見ですけど、小樽の方が上を行ってるんじゃないかなって思いました。
ご飯は釜飯です。何とお客様一人一人に炊き上げてくれていました。
余市産釜揚げしらすと高菜の炊き込みご飯【道産米ななつぼし】
小揚げ 刻み生姜
それにしても和食会席って少しづつ料理が出て来るので、最初は少々物足りないなって思っていましたが止肴が出て来る時点で結構お腹もいっぱいになります。なので、焼き物はご飯と一緒に食べた~い♪なんて、卑しい事をすると後で後悔する事になるので、僕は実体験からやめておく事をお勧めしときます。
最後のご飯 味噌汁 香の物です。
味噌汁 寿都産岩もずく 豆腐小葱
香の物 なた割大根 しば漬け
炊き込みご飯も味噌汁も物凄く美味しい料理でした。炊き込みご飯は、お腹が空いていれば一気に平らげてしまいたくなるほどの味です。味噌汁ですが、此処では煮干し・鯖・鰹・昆布でじっくりと出汁を取り、道産黒米に白味噌と黒味噌をブレンドした物を使っているそうです。味噌汁一つ取ってもかなり手間暇を掛けており、極上の一品に仕上がっていました。最後の最後まで素晴らしい料理です。GOODです。プチ熱いです。
ちなみに炊き込みご飯ですが、余った場合はおにぎりにもしてくれます。これは嬉しいサービスですよね。美味しい和食会席を食べた後なので、折角の美味しい炊き込みご飯を残してしまうのは凄く勿体ないし、後で食べておけば良かったなぁって心残りにもなりそうです。でも、おにぎりにしてくれるのでお夜食として、後で食べられるのはGOODです。プチ熱いです。
〆の菓子です。
やわらかプリンと苺のシロップ掛け(玉子・牛乳・生クリーム・バニラビーンズ) ブルーベリー ホイップクリーム
チョップ~(^^♪
これは美味しいデザートです。お店に売っていたら間違いなく買いに行きたくなるレベルです。
小樽ふる川の夕食でした。此処の和食会席ですが、味は最高レベルです。流石はじゃらんの口コミでも高評価を得ている人気宿でした。もし北海道で美味しい料理を食べられるサービスの充実した御宿を探しているのであれば、僕は此処を強くお勧めします。
それにしても、お腹が満たされると眠くなってしまいます。食べて直ぐ寝るのもあれですが僕はもう寝ます。お休みなさい・・zzz
運河の宿小樽ふる川1外観&帳場
運河の宿小樽ふる川2部屋(シングルルーム)
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運河の宿小樽ふる川8カナル君
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