登別の老舗旅館である第一滝本館に泊まりに来ました。ここは僕の知る限り、北海道では最大規模の温泉に入れる御宿です。こんなサイトを作っているので、僕は道内各地色々周って温泉巡りをしていますが、ここより多くの種類の良質な温泉に入れる所を見たことがないです。
第一滝本館の歴史は大変古く、ここの創始者である滝本金蔵が1858年(安政5年)に皮膚病を患う妻の佐多の為に登別温泉を開拓し、皮膚病治療のための湯小屋を作ったのが始まりと言われています。妻佐多の皮膚病はみるみる良くなって行くのを見て、滝本金蔵はより多くの人達に広く利用されるようにと、湯宿を創築し温泉経営をしたのが始まりとされています。第一滝本館の別名が「愛妻の湯」と言われる由縁ですね。当時は「湯もと滝本」と言う名前の御宿だったそうですが、幾多の時を経て旅館も改築されて1953年(昭和28年)に第一滝本館と旅館名を改めて現在に至っています。これだけの歴史を持つ素晴らしい御宿なので、何れは北海道温泉一人旅にも掲載し、皆さんに紹介したいと思っていました。是非このサイトを参考に第一滝本館の素晴らしさを知って貰いたいと思います。
第一滝本館とシンプルな文字が刻まれた表示でた。マークはきっと滝本館の社章なのだと思います。温泉の湯煙をイメージした様にも見えるし鬼の金棒の様にも見えますね。
こちらは姉妹館の滝本インです。第一滝本館と道路を挟んで向かい側にあるホテルで、まぁ見た目は小さなビジネスホテルと言った感じではあるのですが、宿泊費は第一滝本館よりも大分安く、一人旅や出張者でも比較的割安で泊まれる様になっています。又、姉妹館の宿泊特典として、第一滝本館の温泉にも24時間自由に入れる様になっているので、宿泊費を抑えて温泉を堪能したいのであれば、こちらをチョイスするのも悪くないかもしれませんね。ちなみに滝本インの方にはこじんまりとしてはいますが、硫酸塩泉という通好みのかなり泉質の良い源泉掛け流しの内湯もあるそうです。あんまり逆は無いそうですが、第一滝本館の宿泊者でも希望をすれば入浴も出来る様なので、温泉マニアな方は、是非是非こちらの温泉も含めて制覇しては如何でしょうか?
まぁ今回の宿泊先は第一滝本館なので、滝本インについては後日紹介をしたいと思います。場所は変わって、ここは地獄谷から第一滝本館を撮影した物です。実を言うと第一滝本館は、登別でもっとも地獄谷に近い場所にある為、御宿の真後ろには広大な地獄谷が広がっています。宿泊の際には是非地獄谷の方にも観光へ行っていただき、地獄谷越しに見る第一滝本館の風景を見て貰いたいと思います。
入り口です。ちなみにここには宿泊者専用の立体駐車場があるので、車を取りに行くのにわざわざ遠くまで歩かされると言ったことはありません。それでは気になる御宿の中へ入ってみたいと思います。
第一滝本館のロビーです。中はご覧の通り煌びやかで、とても広々としています。又、チェックイン時刻にはホテルの従業員と仲居さんが整列し、お客様のお出迎えをしてくれます。やはり他の御宿に比べると敷居も高く、従業員さん達のレベルも高い印象があります。
ロビー内にあるラウンジを撮影した物です。チェックイン手続きが済むまでの間はこちらでゆったりと寛げる様になっています。ちなみに後ろにあるエスカレーターは先程記述した立体駐車上へと繋がっています。
綺麗な生花が飾られていました。少し話が逸れますが、たまに堂々と造花ばかり飾っている御宿なんかもありますよね。個人的にはあれって、自らここは残念な御宿ですと公言している様でいただけないと思います。やはり花の一つを取っても丁寧な手入れを出来る所に御宿の御持て成し精神が伺えると思います。
フロントでチェックイン手続きをします。僕の姿が珍しいのか、従業員さん2名体制で受付をしました。
館内図です。ここには4箇所の宿泊棟があります。特別室にあたる本館、温泉に最も近い位置にある西館、そして東館に洋室などがある南館です。勿論部屋によって宿泊費も変わっては来るのですが、もし泊まるのであれば、僕は迷わず西館をお勧めします。というのも、ここはとても規模の大きい御宿なので大浴場まで行くのに結構歩く必要があります。一番遠い南館の場合は大浴場に行く度に1階にあるフロント前を横切って6分くらいかけて歩かなければなりません。その点、西館は近いだけでなく、直接大浴場へ行ける専用通路もあります。恐らく西館を指定すると+1000円くらいになるとは思うのですが、僕はその分の価値は十分あると思います。何故かと言うと、ここの温泉は恐らく道内1と言い切れる規模の温泉だからです。とても1回位では温泉に入りきれないので、何度も行くことになるし、まず何度も入りに行きたいと思える温泉だからです。大浴場の詳細については、別ページにて詳しく紹介します。
ここでは仲居さんが荷物を持って部屋まで案内してくれます。この辺は、やはり安宿には無いサービスの徹底された御宿だと思います。この写真は宿泊する部屋までの通路の一部を撮影した物ですが、ご覧の通りとても長い通路ですよね。それだけ、大きな御宿と言うのが分かると思います。
通路の所々には、オブジェや絵などが飾られています。和風の旅館ですが、本当に煌びやかで華やかな印象のある御宿です。
そんな中の一つです。歴史のありそうな絵も飾られていました。如何にも温泉宿という感じがして良いですね。
途中には巨大な金の金棒オブジェがあります。実はこのオブジェには、とある仕掛けが施されているのですが、それについては後ほど館内施設案内のページにて詳しく掲載したいと思います。それにしても、目立つオブジェですね。これは宿泊者なら誰もが眼を止めると思います。
西館のエレベータホールです。はい、やっぱり泊まるなら西館です。そんな訳で次のページでは西館和室を紹介したいと思います。
第一滝本館1外観&ロビー
第一滝本館2部屋(西館8畳和室)
第一滝本館3温泉
第一滝本館4日帰り温泉
第一滝本館5プール
第一滝本館6夕食(滝本御膳)
第一滝本館7朝食(バイキング)
第一滝本館8館内施設(売店・ゲームセンター)
第一滝本館9夕食(バイキング)
第一滝本館10新朝食(バイキング)
第一滝本館11部屋(東館シングルルーム)
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