本日宿泊する部屋は此方!バスなしの10畳和室です。
此処の御宿ですが部屋は和室のみで、10畳のバスなしの和室か10畳+6畳二間続きのバス付和室の2種類しかありません。
今時の御宿なら客室露天風呂付きとか、中には部屋に岩盤浴まである所もありますけど滝乃家別館玉乃湯には特別室と云う部屋はないみたいです。
此処の御宿はシンプルザベストと云う経営方針を持っている様ですね。
ちなみに一人旅の場合はバス無しの10畳和室の方にしか宿泊は出来ません。でも、決して景観の悪い訳ありの部屋にしか泊れないみたいなバブル時代の経営方針が抜けきっていない「一人旅宿泊者蔑ろルール」を持っている御宿ではないのでご安心下さいませ。
単純に温泉旅行ではまず使う事のないユニットバスが無いと云うだけの違いなので宿泊するお部屋としては申し分ないと思われます。
5階にある寿の松504号室です。滝乃家別館の客室は全部で24部屋で3階~5階にあります。
ちなみに5階は松でしたが4階は竹で3階は梅となっていました。
和ティストの演出をする為だとは思いますが客室のドアには木製の引き戸が設置されています。
うーん、これがないと冷たい金属製ドアがむき出しになってしまうので風情がないのは分かるんですけど、だからと言って付いてても特別goodと思う代物でもないですね。
まぁドアはともかくとして部屋の方に入りたいと思います。
はい、此方が滝乃家別館玉乃湯の10畳和室です。
オードソックスな如何にも温泉宿の和室って感じですね。
壁紙も普通だし、パッと見も特別な高級感がある訳ではありませんでした。
でも、個人的には洋室よりも断然和室派なので必ず和室に宿泊出来ると云うのは好印象です。
黒いテーブルの上には茶菓子と館内案内書が置いてありました。
最早温泉宿の定番お菓子と云っても過言ではないかもしれませんね。種無し梅です。
後は玉乃湯オリジナルのせんべいが置いていました。
館内案内書です。内容を読んでみるとモーニングコールサービスや無料で貸し出してくれる備品などがある事が分かりました。サービスが充実していてgoodですね。
無料貸し出し品
・携帯充電器、爪切り、除湿器、体温計、水枕、車椅子、ズボンスプレッサー、オムツバケツ、保温調乳ポット、DVD/CDプレーヤー、LANケーブル
又、室内では無料wifiがあります。ただ、少々不便なのはパスワードが館内の何処にも書いていなくて、わざわざフロントに確認してくださいと書いてありました。
うーん、使いたい人からしたら不便な点ですよね。ちなみに後から聞いたら単純にtamanoyuがパスワードでした。
嬉しい事に館内案内書には玉乃湯から徒歩2分程の近くにある登別では超人気の温泉銭湯さぎり湯の割引券を販売していると書いてありました。
通常ならば入浴料が420円の所ですが、この券は250円で購入する事が出来ます。折角の登別温泉旅行ですからね。特に登別観光には初めて訪れたと云う方には一度はさぎり湯に入る事をお勧め致します。ちなみに当サイトでもさぎり湯を詳しく掲載していますので興味がある方は其方のページも覗いて見て下さいね。
ただサイトをみてくれている皆さんには知っておいて欲しい事実ですが、さぎり湯はあくまで銭湯です。タオルは勿論、浴場には備え付けのシャンプーもボディーソープも無いので、浴場に入ってから無い事に気づいて不便さを感じる可能性があります。
さぎり湯自体には1回入浴用のシャンプー類販売はしていますので、その点をご理解の上で湯巡りを楽しんで貰えたらと思います。
玉乃湯の部屋鍵です。キタキツネでしょうか?可愛らしい木製のキーホルダーですね。
此方はクローゼットですね。周辺に置いてある備品と合わせて紹介をして行きます。
加湿器です。随分と安っぽく見える物ですが御宿の人曰くイタリア製の物らしいです。まぁ僕は使わなかったので性能についてはコメントを控えさせていただきます。
気に入ったのは此のカゴですね。入浴時にタオルを入れて持って行く物ですけど、色々入るので便利な物でした。
電話です。後ろの方にはLANケーブル用の接続穴も有りました。
まぁ今時wifiもあるのでこれを使う人はあんまり居ないんじゃないかなとは思いますが・・
クローゼットの中です。何か広いですね。収納スペースが大きいのは良い事です。
金庫です。鍵で開閉する小さなタイプでした。
作務衣です。ちなみに此処の御宿ではチェックイン時に浴衣か作務衣の好きな方を選べる様になっています。
僕は動きやすくて着易いと云うのもあったので作務衣をチョイスしていますが好みで選べるのはgoodですね。
流石は滝乃家別館の御宿だなと感じたのは作無為の状態を見た時でした。
見て下さい!物凄く丁寧に糊付けされていました。毎日クリーニングに出した際にしっかりと糊付けをしてあるのだと思います。
作務衣一つにも此処まで丁寧なお宿はこれまでも無かったと思います。玉乃湯の御持て成し精神の高さは本物みたいですね。goodです。プチ熱いです。
羽織はハンガーに掛けられています。良いですね。やはりオードソックスなのかもしれませんけど羽織はこう云う色のが一番好きです。
金庫の上には健康グッズが3つも置いてありました。好きな人は好きなんでしょうね。
足ツボマッサージにBODY美人、ツボきーくの3種類です。これを使えば肩凝りや冷え性も改善する・・・かもしれませんよ(^^♪
まぁ僕は超絶神経質野郎なので、肩に使うツボきーく位は使うかもしれませんが足ツボマッサージを使う事はないのです。
和室らしい演出ですね。流石にお香は炊かれていませんでしたが香炉が置いてありました。
寿と書かれた色紙が掛け軸として飾られています。goodですねー。こう云う和のティストは本当に良いと思います。
窓側の方にある冷蔵庫やお茶を紹介します。
冷蔵庫が設置されている棚の上にはコップがあります。他にも色々とあるので少し詳しく見ていきましょう
ソーイングセットです。何故か比較的敷居の高い旅館だと部屋の中にある場合が多い気がするアイテムですね。
僕は正直これを使いたいと温泉旅行で思った事はないのですが、一定の需要があるのでしょうか?
棚の何ある小さな箱には爪楊枝が入っていました。これも良いですね。1本づつ丁寧な袋に入ってあるのはgoodです。
冷蔵庫の中には水だけ入っていました。でも何か水の中に何かあるみたいですね。
!?石と炭ですね。浄化作用があるのでしょうか?美味しい拘りの水をお客様に提供したいと云う御宿の配慮なのだと思います。
続いて温かいお茶を飲むための備品紹介です。
タイガーの電気ポットです。部屋に入って直ぐにお茶が入れられる様に電気ポットの中は満タンでお湯も沸いている状態でした。
ちなみに此処の御宿ではウエルカムドリンクとしてチェックイン時に昆布茶のサービスがあるので客室案内係である仲居さんが部屋でお茶を入れる事はしていません、個人的には仲居さんの距離が近すぎる御宿って逆に気疲れしてしまう方なので、これくらいの距離感が良いなと思います。
まぁ客室案内係の仲居さんとはひと悶着・・と云うより一方的にやられてしまいましたけどね。
お茶のある棚ですが中は空っぽでした。
ある一定以上のグレードになるとお茶は土〇のティーパックではなくてちゃんとした茶葉で提供されます。
此処の御宿では茶葉の出がらしで汚れない様に茶葉を1回分づつ包装していました。これはこー云う仕様の物が売られているのでしょうか?
広縁です。此処は和室の醍醐味ですよね。窓から見える景観はどんな感じなのかとか部屋に入って一番ワクワクする空間です。
ジャンジャーン♪
何と登別温泉街が見られる景観でした。滝乃家別館玉乃湯は全部屋がこの温泉街側と云う訳ではないのですが随分と景観の良い部屋にして貰えた気がします。
窓を開けると温泉街を歩く多くの観光客が見えました。又、真向かいには登別では最大級の露天風呂を誇るトーホーリゾートのまほろばがあります。
そー云えば最近読んでいて面白いな思った小説で「空色勾玉(萩原規子著)」と云うのがありました。小説自体は大分前の作品ですが、児童文学なので決して難しくはなくて面白い物語です。温泉とは全然関係ないのですが、まほろばと云う場所も物語の中に出て来るので此処で紹介したいなと思いました。興味がある方は是非読んでみてください!多分図書館にもあると思います。
そしてそんなまほろばの隣にある旅館が本館の方の「滝乃家」です。多くのリピーターが訪れる登別屈指の高級旅館で、何でも女将さんである須賀紀子さんは「ほっかいどう女将の会」の会長も務めているそうです。
噂では以前にあった胆振東部地震の後に阿部総理に直談判をして北海道復興割を国に約束させたのはこの人だと言われています。もし本当の話だとしたら相当な大物ですよね。
広縁の奥にはタオル掛けが置いてありました。
goodなのは此のサイズです。御宿によってはフェイスタオルしか干せない様な小さめの物しかない所もありますが、此処のはご覧の通りでバスタオルも普通に干せました。お客様の使いやすい物を用意しる御持て成し精神があるんだと思います。goodですね。
チョップ~♪
それでは此処でいっぷくさせて頂きます。バリ♪バリ♪
まぁ・・美味しい♪お土産に買って行こう!とまでは思いませんでしたけど、普通に甘くてお茶には合うおせんべいでございました。
さてさて、それでは残りの備品を紹介して行きたいと思います。
エアコンです。但し此処のエアコンは季節ごとに暖房か冷房に切り替わってしまう様で調整出来るのは風量のみの様です。
個人的には好きな和室ですが少々不満が出るのはコンセントの少なさでした。
何せ他のコンセントはテレビに冷蔵庫と他の家電裏に隠れているのでまともに使えるのは此処と洗面台の方にしかありませんでした。
僕みたく一人旅で来るならば問題はありませんけど、団体だとスマホ充電でコンセントの争奪戦とか勃発しちゃいそうな気がします。
さて最後は部屋を出て玄関側にある施設と備品をして行きます。
トイレです。室内は狭めですがシャワー付きトイレで問題はありません
洗面台です。真新しさはないですが清潔感があります。
アメニティです。goodなのはアズマ商事の化粧水と乳液が置いてある事ですね。
試供品を兼ねて浴室のパウダールームに置いてある御宿はありましたけど部屋に一式置いてるのは初めて見ました。
更にペーパータオルがあるのがgoodです。乳液とか使った後には尚の事、これがある事に便利さを感じました。
とても良いポイントです。プチ熱いですね。
サミット袋にヘアーブラシ、歯ブラシにタオルです。
フェイスタオルも最近の御宿では珍しく新品の物で持ち帰り可能になっていました。昔は何処の温泉宿でも貰えるのが普通だった気もしますが最近の御宿で特に大型旅館なんかだとフェイスタオルは使いまわしと云う所が多いんです。
競争激化する顧客の奪い合いで、削らずを得ないコストを考えた時にタオルのプレゼントを廃止する御宿があるのは致し方ないと思うんですよね。
でも、こうやって玉乃湯の様に其処を変えずに御持て成し精神を貫いてくれている所には好印象を持ちました。
滝乃家別館玉乃湯と印字されています。
それで滝乃家なんですが、滝乃屋ではなくて敢えて家と云う字が付けられているのは家族や親しい人の前では自然体でいられる様にお客様を旅の家族として御持て成しをする心を込めている為だそうです。
そんな御持て成し精神を別館である玉乃湯も持っている様で、出掛け先から戻って来たお客様には従業員さんが「お帰りなさい」と声を掛けていました。
何だかほっこりとして良いですよね。
でもそー云う意味ではあの名店のラーメン屋である山岡家も同じコンセプトを持っている・・・訳ないか(^^♪
洗面台です。特別豪華なデザインと云う訳でもありませんが白を基調としたスクエアタイプの物でした。
お湯と水は切り替え式になっています。
中央の陶器製の卵みたいな物がなんなのかは分かりませんけど、ハンドソープとコップです。
あっ!思い出しました。此の卵みたいな奴って歯ブラシ立てでしたね。
バスタオルは洗面台の下に掛けられてました。
ただ、ちょっと分かりずらい場所に置いてますよね。僕はこー云うブログ制作の趣味があるから部屋の隅々まで見て見つけてますけど、これ気付かない人は気付かないからバスタオル見つけるのに苦労しちゃいそうな気がしました。
滝乃家別館玉乃湯のお部屋紹介でした。
温泉宿の和室ってのんびりできて良いですね。
それにしても「女将の会」って普段はどんな活動しているのでしょうか?まぁ僕が知る由はないのですが、きっと江戸時代の大奥みたいな派閥もあるんだろうなドラマ化したら案外面白いかも♪って想像が膨らみます。
何はともあれ、きっと北海道観光を牽引する立派な人達なんだろうなと思いました。
滝乃家別館玉乃湯1 外観・ロビー
滝乃家別館玉乃湯2 お部屋
滝乃家別館玉乃湯3 温泉
滝乃家別館玉乃湯4 夕食
滝乃家別館玉乃湯5 朝食
滝乃家別館玉乃湯6 餅つき&売店
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